今回は、ヘルスケア薬局として「処方せんがなくても気軽に健康相談ができる」薬局作りを目指し、店舗の立ち上げから、野菜販売、そこから野菜ソムリエの取得まで、多岐にわたって活躍する薬局パートナー(調剤事務)&販売スタッフの佐野さんにインタビューして参りました!

最近では薬膳の世界も勉強し、未病の方もお食事の面でサポート出来るよう、前向きに突き進む佐野さん。ヘルスケア薬局作りにかけるその熱い想いをご紹介します!

 

誰でも気軽に相談に来られる薬局にしたいという思いを強く感じ、店舗立ち上げに携わったんです。

まず初めに、会社から新店舗開局に向けての取り組みについて説明があったとき、町の調剤薬局という存在は「処方せんがなければ用事のない場所」という従来の概念を取り払い、誰でも気軽に相談に来られる薬局にしたいという思いを強く感じました。
その中の取り組みの一つとして、店頭で野菜販売を行いほとんどの人が毎日食べる野菜をコミュニケーションツールとして使うことがあげられ、それが上手に出来れば私たちは他とは違う、一歩踏み込んだ形で地域の方々との繋がりを作れると思いました。

薬局と野菜というコラボレーションに協力してくれる農家さんを探すために営業担当に同行させてもらい、農家の方々の人柄や野菜に対する思いに触れさせていただき、販売をするというのはただ売るということではなくその方々の思いも届けることだと深く感じるようになりました。

最終的に多摩地区の農家さん中心に野菜事業を拡大している企業の方と繋がる事ができ、私たちの野菜販売への道が開けました。元々私自身それほど料理が得意でなく、食材に対するこだわりなどある方ではなかったので、いざ野菜を目の前にすると困ることばかりでした。

直接企業で研修を受けさせていただき、野菜のことを知れば知るほど奥深く同じ野菜でも農家さんによってこだわりのある野菜の特徴、硬さや味が違ったり、食べ方の違いがある事を教えてもらいました。

 

野菜ソムリエの資格取得は、野菜の奥深さを知る日々でした。

 

一緒に野菜販売を始めた同僚と勉強を進める中で、野菜関連の資格が多くある事を知り、野菜ソムリエという資格があることを知りました。
野菜ソムリエの仕事はシンプルに一言でいうと「野菜の食べ方を人々に伝える仕事」という、それは今まさに私に必要なスキルだと思いました。

養成講座を受け野菜の奥深さを知る日々はとても楽しく新鮮でした。
野菜販売1年目は見たこともない野菜が納品されることも多く、食べ方の研究に四苦八苦しましたが、苦労した分お客様に簡単に美味しく食べられる方法を提供できたり、食べた感想を共有出来たり、逆にお客様から美味しい食べ方を教えてもらえたり、通常の調剤薬局勤務では体験し得ない出会いや感動があり、本当に素晴らしい毎日です。

 

心のケアも私たちの仕事の一環。気持ちよく過ごしていただける空間作りをしていきたい。

私は販売スタッフであるとともに薬局パートナーでもあります。その中で大切にしていることは店内で過ごされる患者さま(お客さま)に気持ちよく、安心して過ごしていただくことです。
処方せんをお持ちになる患者さまは体調が悪くて来局されている方がほとんどですし、お体の不自由な方もいらっしゃいます。

薬剤師がお薬を渡すまでの間の心のケアも私たちの仕事の一環ととらえています。
なるべくお声がけしお話することで患者さまがお急ぎなのか、長くお待ちになって疲れていらっしゃるかなど状況を把握することが大切です。
お声がけする時間が無い時もなるべく店内にいらっしゃる方々と目を合わせるようにしています。
目を合わせる事で何か訴えたい事がある方のアピールを受け取る事ができます。
その他にも患者さまやお客様の大切な時間を無駄にさせないため、あらかじめ待ち時間をお伝えしたり店内商品を見ているお客様には探している商品の聞き取りをするよう心掛けています。

 

たくさんの出会いが自分を成長させてくれる。だからずっと働き続けたい。

今の会社で働き続けられる理由は、なによりも一緒に働く同僚たちとの信頼関係です。
調剤薬局の仕事はとても細かく神経を使う職種なので、普段からコミュニケーションが取れていないと連携した動きができず事故につながる恐れがあります。
その中でも一人一人が責任感を持ってお互いを思いやりながら働いている今の環境はとても働きやすく、何かトラブルが起きた時も再発防止のための話し合いができるスタッフばかりです。
私は勤務歴が長い分、当社のほとんどの店舗での勤務経験があります。

どの店舗でも尊敬できる素晴らしい方々との出会いがあり、店舗特有のそれぞれの良さや特色を感じることが出来ます。個性あふれるスタッフと一緒に働くことが出来るのは常に良い刺激をもらえ、自分がまだまだ至らないことを教えてもらえる貴重な機会です。

また、子育て中の先輩ママたちも周りにいてくれたのでたくさん相談にも乗っていただき、コロナ前だったときは子ども同伴でのBBQに誘っていただいたりとても楽しく日々を過ごすことができました。

使わなくなったベビー用品や子どもが小学二年生になった今でもお洋服のおさがりをいただいたりと、先輩ママたちの存在にもずっと支えられています。

このように、たくさんの素晴らしい方々との出会いが常に自分を成長させてくれる、自分の成長を肌で感じることができる環境だから、これからもずっとここで働きたいです。

 

今後の夢は、薬膳商品をきっかけに未病の方へ御食事のサポートをしていきたい。

現在、薬局ランタン千歳烏山店では薬膳商品の取り扱いをはじめました。
薬膳は病気を未然に防ぐ健康料理ですが、体に良いということは知っていても実際にどのように食べたら良いか、扱いが難しいのではないかなど使う事をためらわれる方も多いかと思います。
実際勉強するまでは自分自身馴染めるか不安でしたが、薬膳の世界に触れてみると和食にもかなり薬膳の考え方が取り入れられている事に気が付きました。

例えばお刺身に紫蘇の葉が添えられているのも薬膳的に紫蘇には魚介の解毒作用があるためであり、クコの実やナツメ、菊の花や紅花など生薬には身近なものも多く、最近では海松子(かいしょうし)(松の実)を取り寄せてみましたが、こちらは食べると仙人になれるといわれるほど昔から不老長寿を願って食べられてきたと言われています。

 

滋養強壮作用や体を潤す作用もあるので咳にもよく、頭痛や便秘にも良いとされています。食べ方もそのまま乾煎りし少し塩をふるだけで香ばしく良い香りが広がりナッツのような触感で食欲も湧いてきます。
野菜スープにいれてもおかゆにまぜても美味しく召し上がっていただけます。
色々な薬膳食品が簡単に普段の食卓に取り入れられることがわかればより身近なものになり、当店をご利用されるお客様や地域の方々の健康にお役立ていただけると思います。

病気になってから治療する西洋医学と違い、未病(病気ではないが健康ではない状態、未だ病気ではない状態のこと)の方々の食養生ライフをお手伝いすることは、医療費が莫大なものとなり財政を圧迫している現代社会で今まさに私たちがしなければならない事だと思います。先日、和漢薬膳師の資格を取得いたしましたが、勉強すればするほど薬膳の世界は奥深くまだまだ知らなければならない事が沢山ありますが、これからも勉強し続け皆様に貢献出来たら嬉しいです。

 

 


佐野さん、ありがとうございました!

店内のPOPや、棚作りもおしゃれで見ているだけでワクワクします。

薬局ランタン千歳烏山店では、漢方体質チェックや、野菜摂取量が分かるベジチェックも行っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。

そして佐野さんは、前回紹介しました丸山さんと共にナスニンを生み出したスタッフなんです!

足元のマットにもナスニンが…!!(仲間のリコピンもいますね。)

ナスニンの愉快な仲間たちや、私も大ファンの連載小説のお話は、また後日ご紹介しますのでお楽しみに!

薬局ランタン千歳烏山店はインスタグラムもやっておりますので、ぜひフォローしてください!

色とりどりのお野菜でお待ちしております。

 


 

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