今回は特別企画第2弾!薬剤師の仕事を知るためにインターン生として参加している、片山さんと一緒にインタビューをしていきます♪
本日は府中サウス薬局(京王線府中駅徒歩3分)で薬剤師として働く坂本さんにインタビューして参りました!
府中サウス薬局は在宅&外来ハイブリッド店舗として、「よりそう在宅」を実現すべく居宅中心の在宅訪問を行っています。
生活にお薬が溶け込んで、無理なく薬とお付き合いしていけるよう、スタッフ一人ひとり在宅に対して真っすぐに向き合いながら在宅訪問を行っています。
今回は在宅訪問に同行させて頂き普段の患者さまとのコミュニケーションの取り方や、そもそもなぜ在宅に関わろうと思ったのか…という「よりそう在宅」への想いの部分まで深掘りしてまいりました!
坂本さんは病院薬剤師から在宅薬剤師として新たな世界にチャレンジ中の薬剤師スタッフです!
なぜ在宅薬剤師として挑戦しようと思ったのか、そのきっかけや在宅医療への想い…そして今後の展望をお届けします!
日々の生活で感動したことを追いかけていたら、いつのまにか薬剤師の道へ
片山:そもそも坂本さんはどんな経緯で『薬剤師』という仕事を選んだのでしょうか?
坂本:そうですね。私は子供の頃、喘息持ちで病院に行く機会が多かったんです。
その病院で看護師さんにとても優しくしてもらった経験から、小学校低学年までは『看護師』になりたい!と思っていました。
しかし小学校高学年に入り、科学の授業に触れていくうちに「科学ってすごく楽しい!」と、どんどんのめり込んでいきました。そんな中、両親に「薬剤師という仕事があるよ」と教えてもらい、そこからは薬剤師に一直線です。至って単純です!(笑)
田辺薬品に就職する前は、精神科の病院で働いていたのですが、精神科という領域に興味を持ったのも「ブラックジャックによろしく」という医療系の漫画で取り上げられていたのがきっかけだったりします。
片山:日常の中で感じることを、とても大切にしていらっしゃるんですね!
坂本:そうですね、本当に人生何がきっかけになるか分からないですよね。
きっと、ここなら患者さんを近くに感じながらの医療ができる。退院した『その先』のケアが出来ると感じた。
片山:前職は病院に勤められていたとお聞きしたのですが、田辺薬品に就職するまでの経緯を教えていただけますか?
坂本:前職は15年以上病院に勤めておりました。本当に沢山のことを学ばせて頂き、多職種連携の大切さや、他の職種からの視点など、看護師さんをはじめ、色々な方に沢山のことを教えて頂きました。
ただ、少し自宅から病院まで距離が遠くコロナ禍で自宅に娘を一人で置いていくのが心配だったこともあり、別の病院に転職しました。
そこはどちらかというと調剤作業を淡々と進めるような雰囲気だったので、もっと患者さまの生活に寄り添った仕事がしたい!という気持ちが日に日に大きくなっていきました。
その時たまたま転職サイトで田辺薬品を見つけました。実は…もともと世田谷にある「薬局ランタン千歳烏山店」のお店の雰囲気がとても好きで、一度見学をしてみたいなと思っていたんです。実際に見学を申し込んで正道さん(社長)とお話をする中で、「よりそう在宅」への想いを聞きました。
生活の中に薬が溶け込んで、患者さまが望んでいる生活を送るお手伝いをする。きっと、ここなら患者さんを近くに感じながらの医療ができると思い、在宅薬剤師として挑戦する決心がつきました。
片山:病院から在宅薬剤師への転身って勇気が要りそうですね。実際働いてみてどうですか?
坂本:毎日目まぐるしく正直大変なことも沢山ありますが、病院時代は患者さまが退院してしまったあと「あの患者さま…どうしているかな?元気かな?」と考えることもありました。
今在宅薬剤師として働くようになって、退院した「その先」をケアすることが出来ていると感じます。病院とはまた違った視点で患者さまと関わることが出来るので、とてもやりがいを感じています!
在宅薬剤師は想像よりもずっとずっとドラマチックで奥深い世界でした。
片山:病院から薬局に転職して、何か変化したことはありますか?
坂本:「薬剤師」としての業務はそこまで変化がないのですが、業務の“幅”みたいなものが病院とは違うと感じます。
例えば、病院では薬のセットは看護師さん、保険については医療事務さんみたいに仕事がきっちりと分担されていたのですが、在宅医療をする薬局薬剤師はこの仕事を把握していないといけません。
訪問時に患者さまやご家族から質問されたときにスムーズに受け答え出来ないと、不安にさせてしまうと感じるからです。
特に保険知識に関しては病院ではあまり触れる機会がなかったので、田辺薬品に入社してから参考書を買って勉強したり、薬局パートナーさんに教えてもらいながら、日々勉強しています。
片山:勉強熱心ですごいですね!
坂本:あと変わったことといえば、人との交流も増えました。在宅医療をやる中で、患者さまはもちろん、患者さまを一緒に支える他職種の方々とお話しする機会が多いです。
今日も担当者会議で看護師さんやヘルパーさんと意見交換をしてきました。医療従事者として違う視点からお話を聞けるのは、私自身も勉強になりますし、やりがいに繋がります。
片山:2024年10月時点で、府中サウス薬局では280名以上の患者さまの在宅医療を受け持っているとお聞きしました。
坂本:280!増えてる!(笑)在宅訪問は色々なクリニックさんとお付き合いしているので、常に臨機応変な対応を心がけています。ここ最近はクリニックさんや患者さまから、どんどん輪が広がっていくことが数字でも実感出来て嬉しいですし、本当にありがたいなと思います。
片山:在宅医療にやりがいを感じるところや魅力はどんなところですか?
坂本:在宅医療ではいろんなことが起きるので、ドラマチックで楽しい日々を過ごせることですね。患者さまによって会話の切り口や対応を変えてみたり、その場で臨機応変に対応することが多いので、日々在宅医療と向き合うことで柔軟なコミュニケーション力が身につくと思います!
また、外にでるのが気分転換になります♪昨日は虹が出てて、思わず写真撮っちゃいました。
片山:今も青空が出ていて、とてもいい景色ですね。
常に患者さまの生活にお邪魔しているという気持ちを忘れずに在宅訪問を続けていたい
片山:在宅医療において坂本さんが大切にしていることはありますか?
坂本:患者さんのテリトリーに自分がお邪魔させてもらうという意識を常に持って在宅医療に取り組んでいます。
ご自宅ってやっぱり特別なものだと思っていて。患者さまの思い出や大切なものが詰まっているところにお邪魔させて頂く、という意識を常に忘れてはいけないな、と思っています。
訪問時も患者さまの生活やこだわりをできるだけ尊重して心地よく過ごしてもらえるよう、病院ではタバコやお酒などを「ダメですよ」と禁止するところも、在宅訪問では否定するのではなく、「病気のリスクが高まるので控えましょうね」というアドバイスでとどめるようにしています。
生活の中に薬剤師が溶け込んで、意識しなくても健康に近づいていくことが理想だと思うので、そこは忘れてはいけないなと思っています。
片山:最後に…ズバリ田辺薬品に就職を考えている人へのメッセージをお願いします!
坂本:在宅薬剤師として正直大変なこともありますが、いつも周りのスタッフとフォローし合って乗り越えています!
「患者さまのため」という意識を大切にして働いているスタッフが沢山いるので、そういう気持ちを持っている方が向いていると思います。ぜひお待ちしております!
取材にご協力いただいた坂本さん、インタビュワーを務めて下さったインターン生の片山さんありがとうございました!(^^)/
今回の取材をふまえてインターン生の片山さんに感想を伺いました。
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ありがとうございました!
坂本さんはとても話しやすく、在宅訪問の道中、車内でインタビューはとても新鮮でした♪
在宅訪問を通じて、目の前の患者さんと向き合い、薬剤師として寄り添った医療を提供しようとする気持ちを強く感じました。
常に勉強熱心で患者さまの前でも素敵なお人柄の坂本さんの仕事を近くで見ることでとても刺激になりました!貴重な経験をありがとうございます!
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今後も薬局で働くスタッフの想いを取材していきます。次回のインタビューもお楽しみに!(^^)/
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